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※本記事は一般的な情報提供を目的としたものです。個別の判断については弁護士・司法書士などの専門家にご相談ください。
借金がピークで500万を超えたとき、最初に考えたのは「どうやって収入を増やすか」だった。副業を探して、単価を計算して、夜中に求人サイトを眺めて。でも振り返ると、返済が前に進み始めた最初の一手は、収入を増やすことじゃなかった。固定費を削ることだった。
俺は元個人事業主で、事業融資の借金450万を抱えている。減額交渉をして、いまは派遣で働きながら、月に約1万円ずつ返している。親には言えていない。
収入を増やすのは時間がかかる。うまくいくかも分からない。でも固定費の削減は、やればその月から確実に効く。意思の力もいらない。一度手続きをすれば、あとは勝手に減り続けてくれる。意思の弱い俺には、これ以上ない味方だった。
先に白状しておくと、俺はもともとお金にルーズな人間だ。タワー型の高い家に住んで、毎月20万円の固定費を垂れ流していた時期がある(詳細は省く。思い出すと胃が痛いので)。だからこの記事は、節約上手の知恵袋ではなく、「元・固定費ザル」の削減記録として読んでほしい。
通信費:6年使ったソフトバンクをahamoに乗り換えた
俺はソフトバンクを6年使い続けていた。理由は特にない。手続きが面倒だったのと、長く使っているうちに「いまさら離れるのもなあ」という、よく分からない一連托生の感覚があっただけだ。
でも冷静に考えると、キャリアは俺の借金を1円も返してくれない。キャリアへの義理は固定費だ。義理に月額料金を払っていたと気づいたとき、ようやく重い腰が上がった。
乗り換えた結果、月5千円規模のカット。年に直すと約6万円。何かを我慢したわけでも、生活の質が下がったわけでもない。電話は同じようにつながるし、ネットも同じように使える。変わったのは請求額だけだ。
そして拍子抜けしたんだが、乗り換えは思っていたよりずっと簡単だった。6年分の「面倒くさい」は何だったのか、と思うくらいに。あの腰の重さの正体は手続きの難しさではなく、ただの思い込みだった。同じ理由で6年同じキャリアを使っている人がいたら、一度だけ請求書を年額に直してみてほしい。
家賃:3万円まで下げた
いまの家賃は3万円だ。事情があってここまで下げられた(詳細は伏せる)。
全員がここまで下げられるとは言わない。ただ、これだけは断言できる。家賃は固定費の王様だ。ここが下がると、ほかの全部が楽になる。毎月20万円を垂れ流していた人間が言うんだから、間違いない。
食費:外食中心の生活をやめた
外食中心の生活をやめて、自炊中心に切り替えた。
外食は1食の単価が高い。1回ごとは大した額に見えなくても、毎日積み上がると効いてくる。固定費ではないが、「ほぼ毎日発生する変動費」は実質固定費だと思って手をつけた。
正直、最初は面倒だった。仕事のあとに自分で作るのは、疲れている日ほどつらい。だから「完璧な自炊」は目指していない。外食中心を自炊中心に変える。それだけでも、財布から出ていくお金の景色は変わった。
ポイ活:TikTok Liteで年6500円(正直な位置づけ)
TikTok Liteのログインボーナスで、年6500円ほどになっている。
これはばかにできない金額だ。でも、正直に言う。これで返済は進まない。ポイ活はあくまで小銭であって、借金500万の前では誤差だ。「ポイ活を頑張っているから大丈夫」という気分になるのが一番危ない。やる価値はあるけど、主役にしちゃいけない。それが俺の位置づけだ。
この記事の核:「1日/1ヶ月/1年」の3パターン換算
ここからがこの記事で一番書きたかったことだ。固定費を削るとき、俺は必ず「1日・1ヶ月・1年」の3パターンに換算してから判断している。
なぜか。固定費は月額で見ると小さく見えるからだ。月5千円と言われると「まあ、それくらい」と流せてしまう。でも年額に直すと正体が見える。
- 1日で見る:月5千円は1日あたり約170円。缶コーヒー気分で流せてしまう額
- 1ヶ月で見る:5千円。「それくらい」と思ってしまう額
- 1年で見る:6万円。俺の月の返済額(約1万円)の6ヶ月分
同じお金なのに、見え方がまるで違う。通信費の乗り換えを決めたのも、この換算で「年6万=返済6ヶ月分」という正体を見たからだった。毎月20万円を垂れ流していた頃の俺は、すべてを月額でしか見ていなかった。月額は、お金の痛みを一番感じにくい単位なんだと思う。
そして、これは俺自身がそうだったから言えるんだが、お金の感覚が狂っている自覚がある人ほど、この換算は効く。感覚が当てにならないなら、感覚を使わずに済む型を持てばいい。3パターン換算はそのための型だ。
削減の合計:このお金はそのまま返済原資になる
通信費だけで年6万円。そこに家賃を下げた差額と、外食をやめた分が乗る。
大事なのは、固定費の削減は一度やれば毎月自動で効き続けるということだ。副業は手を止めれば収入も止まるが、固定費カットは寝ていても効く。借金返済との相性が一番いいのは、実はここだと思っている。
月約1万円ずつしか返せていない俺にとって、年6万円は返済6ヶ月分だ。固定費を削るというのは、地味なようでいて「返済を半年分前倒しする」のと同じことだった。
まとめ:収入を増やす前に、漏れている穴をふさぐ
借金500万の人間が固定費をどこまで削ったか、全部書いた。
- 通信費:ソフトバンク6年→ahamoで月5千円カット(年6万円)
- 家賃:3万円まで下げた。固定費の王様
- 食費:外食中心→自炊中心へ
- ポイ活:年6500円。ばかにできないが、これで返済は進まない
- 判断の型:「1日/1ヶ月/1年」の3パターン換算で固定費の正体を見る
毎月20万円を垂れ流していた元・固定費ザルでも、ここまで来られた。収入を増やすのはそのあとでいい(増やす段になったら副業の現実の記事へ)。まず、漏れている穴をふさぐ。借金返済の最初の一手としては、これが一番確実だったというのが俺の実感だ。
固定費を削り切ってもまだ苦しいなら、残っている大物は借金の利息そのものだ。俺は無料相談まで行った上で任意整理を選ばなかったが、「整理したらいくら減るのか」を先に知っておくのは無駄にならない。
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