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「借金は死んだらチャラになるのか」。
この言葉で検索して、ここに来た方へ。先に結論を言います。
死んでも、借金はチャラになりません。そして、わざわざこの言葉を検索するくらいなら、生きたまま借金を軽くする方法のほうが、ずっと近道です。
私はゲンといいます。30代の男で、いまピーク時500万を超えた借金の残り450万を返している本人です。
正直に書くと、返済がしんどい時期に、私もふとこの言葉で検索したことがあります。だから、ここに来た気持ちは少しわかるつもりです。
説教はしません。脅しもしません。事実と、私が知っている出口だけを、順番に書きます。
まず、つらいなら今すぐここに電話してください
記事の途中で恐縮ですが、これだけ先に置かせてください。
もし今、お金のことで「消えてしまいたい」に近い気持ちがあるなら、借金の計算より先に、ここに電話してほしいです。匿名で大丈夫です。お金もかかりません。
- いのちの電話:0570-783-556(午前10時〜午後10時)
- こころの健康相談統一ダイヤル:0570-064-556
「こんなことで電話していいのかな」と思うかもしれません。いいんです。借金は、お金の話に見えて、半分はこころの話です。私もそうでした。
つながるまで少し時間がかかることもあります。それでも、かけてみてください。あなたが消える必要は、本当に、ありません。
「死んだらチャラ」が嘘な理由を、静かに説明します
ここからは事実の話です。怖がらせたいわけではないので、淡々と書きます。
借金は、本人が亡くなっても消えません。「相続」というかたちで、残された家族に引き継がれます。
相続というのは、亡くなった人のプラスの財産(預金や家など)も、マイナスの財産(借金)も、まとめて家族が受け継ぐ仕組みのことです。お金だけ消えて借金だけ残る、ということもありません。両方セットで残ります。
「じゃあ家族が借金を断ればいいだけでは」と思うかもしれません。それも一応できます。相続放棄といって、財産も借金も全部受け取らないと家庭裁判所に届け出る手続きです。
でも、ここが大事なところです。
相続放棄には期限があります。原則、亡くなったことを知ってから3ヶ月以内。しかも、家庭裁判所に書類を出す手続きが必要です。残された家族は、葬儀やいろんな手続きで頭がいっぱいの中で、調べて、書いて、提出しなければいけません。
つまり、「死んだらチャラ」の正体は、自分の借金の後始末を、いちばん大切な人に丸ごと押しつけることです。
さらに、誰かに保証人になってもらっている借金(連帯保証など)は、相続放棄をしても保証人にそのまま請求が行きます。保証人は、相続とは別のルートで借金を背負っている人だからです。
私の事業融資にも、家族の影がまったくないとは言い切れません。だからこそ、この事実は他人事ではありませんでした。
これが、死がチャラにならない理由です。脅しではなく、ただの仕組みの話です。
生きたままチャラに近づく正規の方法が、ちゃんと3つあります
ここからが本題です。
「死ぬしかない」と思うほど追い詰められる前に、知っておいてほしいことがあります。生きたまま、借金を法律で軽くしたりゼロにしたりできる方法が、国の制度として用意されています。
大きく3つです。難しい言葉が出てきますが、全部ひとことで噛み砕きます。
1. 任意整理(にんいせいり)
これは、「これから先の利息をカットしてもらって、元金だけを分割で返す」ように、専門家を通して交渉してもらう方法です。
裁判所を使わず、借りた相手と直接話をつけるやり方なので、3つの中ではいちばん軽い手続きです。家や車を手放さずに済むことも多いです。
2. 個人再生(こじんさいせい)
これは、「裁判所を通して、借金そのものを大きく減らしてもらう(5分の1程度になることもある)」方法です。
減った分を3〜5年で返していきます。条件が合えば、住んでいる家を残したまま借金を圧縮できる場合もあります。任意整理では追いつかないけれど、家は守りたい、という人の選択肢です。
3. 自己破産(じこはさん)
これは、「裁判所に認めてもらって、借金の返済義務をゼロにしてもらう」方法です。
「破産」と聞くと人生が終わる響きがありますが、実際は国が用意した正式なやり直しの制度です。生活に必要な最低限の財産は手元に残せますし、戸籍に載ることもありません。「死んでチャラにする」より、こちらのほうがよほど真っ当な再出発です。
そして、ここに私自身が選んだ4つ目の道を足しておきます。
(おまけ)私が選んだ、リスケ・減額交渉の道
私は、上の3つではなく、借入先と直接話して毎月の返済額を見直してもらう(リスケジュール)道を選びました。いまは月約1万円まで下げて返しています。
これは借金そのものが減るわけではないので、誰にでも勧められる方法ではありません。ただ、「いきなり整理に踏み切れない」段階の選択肢として、こういう道もあるよ、という話です。詳しくは親に言えない借金500万を返している全記録に全部書いています。
大事なのは、どの道を選ぶにしても「死ぬ」より穏当な出口が、必ず複数あるということです。
どれが自分に合うかは、借金の額・収入・家族の状況で変わります。自分一人で判断する必要はありません。無料で相談できる窓口があります。
営利の事務所だけでなく、国が運営する法テラス(0570-078374)でも、無料で相談に乗ってくれます。まずは「自分の場合どれになるのか」を聞くだけでいいです。
もし「自分の借金は、整理したらいくら減るのか」だけ先に知りたいなら、無料・匿名で金額だけ聞ける窓口もあります。
無料・匿名で「自分の借金がいくら減るか」だけ聞けます
司法書士法人杉山事務所 借金減額の相談申込み
相談したからといって、その場で整理を申し込まされるわけではありません。私も任意整理の無料相談に行きましたが、結局その場では選びませんでした。それでも「最悪でもこの道がある」と確かめられただけで、夜の眠りがだいぶ変わりました。
本当にしんどいのは、お金より「一人で抱えていること」でした
少し私自身の話をさせてください。
借金がいちばんきつかった時期、私の頭の中はこんな状態でした。
- 夜中に何度も目が覚める
- スマホの通知音が怖い
- 常に何かに追われている感覚が消えない
- 心臓がバクバクして、呼吸が浅くなる日があった
全部、実際に私にあった症状です。当時は「気合いが足りないだけだ」と思っていましたが、いま思えば、体のほうが正直に悲鳴を上げていたんだと思います。
そして私は、いまだに親に言えていません。帰省すると「元気か」と聞かれて、「大丈夫だよ」と笑って返します。あの「大丈夫だよ」は、450万という数字よりずっと重い。
借金のしんどさの正体は、金額そのものより「誰にも言えず、一人で抱えていること」です。
だから、もし今あなたが「死んだらチャラ」と検索するところまで来ているなら。あなたが弱いのではなく、一人で抱えすぎているだけです。
専門家でも、いのちの電話でも、法テラスでもいい。誰か一人に話すだけで、同じ借金がふっと軽くなることがあります。私はそれを、自分のブログに書くことでやっています。
最後に、検索したあなたへ伝えたいこと
もう一度、結論を書きます。
死んでも借金はチャラになりません。むしろ、いちばん大切な人に後始末を押しつけてしまいます。
でも、生きたまま借金を軽くする道は、任意整理・個人再生・自己破産と、ちゃんと3つあります。私のようにリスケで凌ぐ道もあります。「死ぬ」より穏やかな出口は、必ずあります。
その出口を見つけるのに、あなた一人で頑張る必要はありません。無料で、匿名で、聞けるところがあります。
「自分の場合どうなるか」を無料・匿名で確かめる
司法書士法人杉山事務所 借金減額の相談申込み
お金の相談は法テラス(0570-078374)でも無料でできます。こころのほうがしんどいなら、いのちの電話(0570-783-556)です。
私も、450万を抱えたまま、今日も働いて、笑って、生きています。あなたも、生きていてください。チャラにすべきは、命じゃなくて借金のほうです。